どこからみても 円はまるい。
どこからみても 月は僕を追ってくる。
どんなに話しても 分かり合えない
どんなに優しさをばらまいても 受け取ってくれない
どんなに考えても 答えは出てこない
どんなに君を好きになっても 叶わない恋
まるごと 包んで
まるごと 愛して
まるごと うなずいて
まるごと 愛して
叱られると 泣けてくる
悪い事だと 思い込む
絶対無理だと あきらめる
どこまで行っても 地球はまるい
どこまで行っても 先は見えない
どんなに願っても 叶えられない
どんなに辛くても 顔に出さない
どんなに走っても 結果が出ない
どんなに恩を返しても 埋まらない
まるごと 許して
まるごと 愛して
まるごと 包んで
まるごと 埋めて
まるごと 包んで
まるごと 食べて
まるごと 愛して
まるごと 見つめて
まるごと 分かって
まるごと 返して
まるごと 愛して
まるごと つめて
まるごと、愛して。
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今日はむかーしの作品をば。
なんだか、僕の作風にないような。
意味のないような、言葉です。
基本詩には意味を込めたいし、
読んで分かるようにしたいのですが。
この時は、メルヘンというか。ひらがなというか。
まるっこさというか。リズムというか。
そういうものを、使いたかったのでしょう。
不思議な作品で、
当時ネットで公開した時は、
意外に反響が大きくて。
こういう「なんとなくいい」
ていうものも、必要なのかもしれないですね。
どの作品にしようかなーって
パラパラめくってたんだけど…
真面目なカチカチ「自分破壊。」ていう作品に
しようかと、思ってました。
それと正反対な作品に、しちゃうんですね。不思議と。
先日奈良でヨガ友に会う為、
向かう電車の中で。
糸井重里さんの「ボールのようなことば。」ていう
本を読んでいました。
詩は高校生・大学生の頃はすごく読んでたけど、
今は影響を受けて真似しないようにって思って、
あまり読んでないんです。
パラパラとめくった中で、
「あっこういう気づきって大事だな」って思ったので、
買って読んでみました。
その中で、
人でも、犬でも猫でも、とかげでも、小鳥でも、
「後ろ姿」をいいなぁと思えたら、
それは好きだっていうことだと思います。
「後ろ姿」を見ている視線というのは、
相手からの返事を要求しないものであります。
好きだから、そういう視線を送っているのです。
それは、もしかしたら、
ものすごく幸せな「片思い」のかたちかもしれません。
でも、たがいを前にして、
やりとりして思いを深めていく「思い」よりも、
深さはないけれど、どこまでも続く海岸線のような、
広々とした「片思い」って、すばらしくないですか。
ていうのが、ありました。
詩でもなく。文章。ひとりごとのような。
こういう言葉。凄いなぁと思います。響きます。
その場面を、ここまで書ける。
そこに考え方や物事のとらえ方、好みや生き方が
見えるのだけれど。僕はこの言葉のような感覚、
とても好きです。
他にもいっぱーいあるので。
ぜひ書店で手に取ってみてください!
文庫本だけど、ちょっとサラサラしたよい紙なので。
そこもちょっと、素敵。
あ、あと、こんなのもあった。
ミッキーマウスのかたちの「聴診器」があったらいいな。
これ読んだとき、ひー!って思った。
説明いりませんな、これ。
ありきたりなことを。
ありふれたことばで。
そのままかく。
名詞を、好きなように並べていくだけで、
歌はできちゃいます。
形容詞やら副詞やらを、ひとつも使わなくても、
ほんとうにじぶんのこころから出てきた名詞を、
いちばんいい順番で並べようと思ったら、
それだけでオッケーです。
クラスメイトの名前を、並べていくだけでもいい。
ないしょで、嫌いな人から好きな人への順とかでもね。
ただし、その人の顔をちゃんと思い浮かべながら並べる。
これを、ゆっくり読むだけで詩になると思うんです。
それにでたらめなメロディがつけば、ちゃんと歌です。
いかにもありそうな、いかにもよさそうな詩よりも、
その人にしか選べないことばを、
その人だけの順に並べるってことは、
じょうずへたを超えて素敵なことだと思うのです。
と、糸井氏。
その人にしか選べないことばを、
その人だけの順に並べる。
誰かにとって特別なコトバって、
聞いたことのないような素敵なコトバではなく。
普通に、一般的に、
みなが使っているコトバだったりします。
でも数ある言葉の中から、
そのシチュエーションと気持ちと、
タイミングと、声と、その大きさとを考えて、
選んだ言葉。
だから、伝わるし、心に響くんだと思います。
特別な、流行りそうな、コトバじゃなくても、いい。
その人の言葉なら。
きっと、届く。
子供の頃、夜にたんぼ道を歩いてて。
どこへ行っても、月が追ってくるのを、見て。
「どーしておつきさんはかずくんについてくるの?」って
母親に聞いたっけ。
「おつきさんは、かずやのことがすきなんだよ。」
と、こたえてくれた。
「ふーん」
て言ったけど、
今でも月を見ると、僕のこと好きなんだったっけ。
て、思ってしまいます。
それだけで、純粋な気持ちを取り戻せたりします。
まるごと。
昔の作品から、思い出す気持ち。
自分の言葉に、ありがとう。
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2000.8.23 mush
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